花とアリス殺人事件、恋文の技術、the Songbards
花とアリス殺人事件を見たが何の前情報も入れずに見たので、タイトルから予想していた暗い話ではなくほのぼのした話だったことに驚いた。ブランコで知らないおじさんと
遊んでいたところが好きだった。実写映画の前日譚のようでアニメじゃないときついシーンはあったけど確かに全体的に邦画っぽい雰囲気があってアニメではあまり見ないものだったのが新鮮だった。アニメの実写化とかはたいてい痛々しいものになってしまいがちなので、あまり好きではないけど実写のアニメ化は案外いけるかもと思った(アニメが好きなだけな気もするが)。
森見登美彦の恋文の技術を読んだけど、かなり面白かった。
森見作品はこれで5冊目くらいだったけど、面白さは今までで一番だった。読後感としてはこれまで一番好きだった太陽の塔と同じくらいで自分が森見作品に求めていたものがこれでもかというほど書かれていた。見栄っ張りの腐れ大学生はやっぱり良い。
主人公が出す手紙のみで小説は書かれていて、書かれていないところを想像しながら読むのが面白く、読みやすかった。たいして本を読んでいないので書簡体小説は少し前に「あしながおじさん」を読んだくらいでほとんど読んだことがなかったけれど、けっこう好きみたいなのであとがきに書いてあった夏目漱石の書簡集は読んでみたい。
本を読む時に聴いていたthe Songbardsがとても良かった。
andymori好きには響くように思う。田園風景とか見ながら散歩している時に
聴くのが良さそうな感じ。
The Songbards - 雨に唄えば (Official Video)
本を読むときに聴く音楽は落ち着いたものが良いけど、Syrup16gのアルバムが二枚あるくらいで読書向きの音楽を持っていないのではやめに手を打ちたい。
あしながおじさんを読んだ時に作中に出てくる小説をほとんど読んだことがなくてにわかに海外小説を読みたい気持ちが高まってきて、とりあえずスティーブン・キングのファイアスターターと恐怖の四季 春夏編(秋冬編は読んだ)、トルストイのアンナ・カレーニナを買ったので読んでいく。
- 作者: スティーヴンキング,Stephen King,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1988/03/30
- メディア: 文庫
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