麦畑生活

主にアニメ、映画、小説、音楽の感想など

運び屋、JOKER、空の青さを知る人よ

Amazonの週末100円レンタルに入っていたので、運び屋を見た。

クリントイーストウッド監督作品はグラントリノアメリカンスナイパーくらいしか見たことは無いが、グラントリノと同じく高齢な監督自身が主演をしている映画というのも珍しいスタイルだと思った。当初は主人公が危険な仕事をしているのに、あくまで普段通りに勝手な行動をしていて、その結果、警察から逃れることができていたところなんかは面白く、警察の人がかわいそうに見えた。仕事一筋だった主人公が家族と過ごすことの大切さに気付き、仕事を放りだして家族のもとへ駆けつけたが、その時の主人公の行動が家族からの信頼を取り戻すことになり、法廷での家族のやさしさにつながったのは良かった。

 

日曜日に映画館に行き、JOKERと空の青さを知る人よ を見に行ってきた。

バットマンダークナイトバットマンビギンズを見たくらいであまり知らなかったが、JOKERはそれ単体でも楽しむことができる映画だったように思う。

主人公は冒頭の時点でつらく苦しい生活を送っていて、精神疾患にかかっているが、そんな主人公が作中で更に追い詰められていく様子が描かれていたので、いつ彼が壊れるのかと戦々恐々としながら見ていた。彼がタガを外した電車の場面を筆頭に彼が殺人を行う場面は圧巻の一言に尽きる。主演俳優も素晴らしく体型や笑い方なんかが気味悪くて作品をより良く見せてくれた。

 

空の青さを知る人よ は あの花 や 心が叫びたがってるんだ。 などを好きだったので、期待して見に行ったが、やはり期待通りの出来で青春系を見た後の何とも言えない感覚をまた味わわせてくれた。音楽に力を入れていて、テーマソングやエンディングなんかは人気がある あいみょん を起用していたり、劇中の演奏はa flood of circleが行っていたりとけっこう渋いチョイスをしていたりするところはよかった。 

主人公よりも夢をあきらめかけたシンノに対して、感情移入してしまって、少しばかり泣いてしまった。

恋愛系は苦手だけど青春系は大好物で、最近は青春系に飢えていたため、いい栄養補給になって良かった。

 

先週から少しずつ読んでいるアンナ・カレーニナはようやく上巻を読み終わるところで、ロシア文学の登場人物の多さに少しばかり面食らったもののなんとか読めている。

今のところオブロンスキーとリョービンの関係が好みだ。

 

MAD動画を見てから見たいなあと思っていた妄想代理人をやっと見始めた。

3話まで見た感じだとこれからどういう展開になるのかはわからないが、OPの不気味さも相まってハッピーエンドにはならないような気がする。今のところ少年バットは鷺子が産みだしたもの(?)だけど自立して動いているような感じだろうか